ごあいさつ
令和3年6月より第12代日本木型工業会会長を務めております。
昭和39年から結成し、以後日本の工業の“縁の下の力持ち”存在で木型を通じ社会に貢献してまいりました。
木型は以前、手作業でノミ・カンナなどを用い図面から立体を頭の中で作りだし、月日をかけて製作しておりました。
時代と共に進化し、今や3Dにて木材などの素材をNC機械にて切削する木型工場が多くなってきております。
更に今後も進化・変化が予想されます。
このような変化を把握し今後の木型業の繁栄のためにこの工業会の存在が必要となっております。
いまや、様々な情報・技術がネット検索で調べることができます。
ネット上では見えない同業者間の意見交換・仲間・各社の情報は、素晴らしい
コンサルタントを付けても探し出すことは出来ません。 工業会の必要性を会長に就任し身が引き締まる思いであります。
木型は今でもミリ単位や小数点以下の寸法精度が求められます。
非常に高精度な手作業技術が求められております。
アナログな要素が現社会にも必要な職種であります。
多くの木型工場が鋳造用の木型を製作しておりますが、今や工場用模型製造業として指定され、様々な業種の会員に支えられ工業会を進めております。
この技術を大切にし、ものづくりの原点である“木型”を盛り上げていきます。
日本木型工業会 会長 門脇泰憲